実は三枚目以降のRadioheadがいまだに理解できていないオレだ。
そう、あの、“日本人がRadioをレィディオと発音するのは徳永英明の『壊れかけのRadio』と、このバンドの名前だけ”でお馴染みのレィディオヘッドだ(ちなみにビデオに殺されたのは“ラジオスター”で、RCが授業サボって屋上で聴いてたのは“トランジスタラジオ”である)。
「The Bends」までは二人の仲も順調だったのに。
どこでどうボタンを掛け違えてしまったのか、「OK Computer」以降、二人の仲は完全に冷め切ってしまった。
もちろん、努力はしたさ。
ダメだった。
新作に至っては何をか況んやである。
でもいつか、いつの日か、あんなに苦手で意味不明だったラップが、最近少しずつ聴けるようになってきたように(まだエミネムとかJay-Zとかカニエ・ウエストぐらいだけど)、彼らの曲を聴いて熱狂できる日が来るかも知れない。
来なければ来ないで、まぁそれはしょうがないけど、とにかくそういう日が来るのを今はただ静かに座して待ちたい。
というわけでストロークスの「Angles」を聴いた。
皆さんのソロ活動やらなんやかやを経て先行で発表された「Under Cover Of Darkness」が、「おお、これはっ」とテンション上げてくれるような仕上がりだったのと、何と言ってもこの夏にはサマソニが控えてることもあり、ちょっとこれはやってくれてるんじゃないか的期待値上昇中のまま聴いてみた。
「おお…これか…」
というのが素直な感想である。
前作「First Impressions Of Earth」のときも、最初に聴いた感想は「おお…これか…」だったのに、ほぼ一年後に聴き直してみると「うおおお、これはー!」と大騒ぎするようなアルバムだったことにようやく気が付いたという間抜けな過去を持つ男の言うこと、感じたことである、これほど当てにならない物はあるまい。
そう思ったからもう一回聴いてみた。
「お?あ、おお、そうか…これか…」
になった。
どうやら最初よりちょっと引っかかる物があったらしい。
でもなんかやっぱり。
2曲目「Under Cover Of Darkness」にはめっちゃ食いつきいいんだけど、そこから先に進むに従って、どんどん頭の中に「…」とか「?」が増えていくみたいな。
んー。
バンドでやる必要、あったん?
ジュリアン・カサブランカスとかアルバート・ハモンドJr辺りに会うことがあったら、その辺ちょっと忌憚のないところを訊いてみたいところだが、会うことなど何がどうなってもまず無いわな。
などと、オレの分際でそんな偉そうなことさえ口走ってしまいたくなるほど、微妙なアルバムである。
とりあえず今現在のオレにとっては。
もしかしたら前作のときと同じく、時間空けて聴き直してみたら「うおお、これはぁー!」と大騒ぎする羽目になるかも知れないからな。
逃げ道だけは最初から作っておくのが
ズル賢い大人のやり方というものである。
とりあえずは夏だな。
夏にサマソニで観て、その上でもう一回聴いてみようと思う。
それまでは、んー、まぁまったく聴かないか?ちゅうたら、そこまではよう言い切りませんけど、余り積極的にがしがし聴いていこうもっと前出て行こう!ちゅうアルバムではないかな。
とりあえず今現在のオレにとっては。
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