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The Cooper Temple Clause「Make This Your Own」
クーテン。

B000KN99FEMake This Your Own
The Cooper Temple Clause

空転でも食うてんでもくぅーちゃんでもない。
クーパー・テンプル・クロースである。
長いので勝手に略してみたが、余りカッコよくない。
でも音はめちゃくちゃカッコええ。
1曲目、始まった途端にヤられてしまう。

クーテン(まだ言う)を聴くのは初めてだったけど、名前はまぁ前から何となく知っていて、でもこんなにオレが思わず食らいつくようなポップなイメージはなかった。
なんかヘヴィでサイケでダークで混沌としてドーンみたいな。
ぐらいの、ある意味嫌がらせとも取れるぐらいの偏ったイメージしか持ってなかったので、なるべく近づかないようにしていた。

だが、どういうわけだか今回に限り、先行シングルの「Homo Sapiens」をふと試聴してみたら。
あぁカッコええ。
ということになり、アルバム見つけた途端に鷲掴みにしてレジになだれ込んだのである。
アルバムの試聴なんて、そんなまだるっこしいこと、はは、やってられるか。
ぐらいの勢いである。

いったいどこがヘヴィでサイケでダークで混沌でドーンなんだ。
と、昨日までの自分を叱ってやりたい。
カントリーまでやってるのには思わず仰け反ったぐらいだ。
ずっと彼らを聴いてきた人にとっては、もしかしたらかなりの問題作になるのかも知れないけれど、オレのようなにわかリスナーにとっては、ヘヴィさとポップさがほどよく融け合った、いい感じのアルバム。
ということで、クーテン(しつこい)の試聴はこちら

そういえばこの「クーパー・テンプル・クロース」に似たような名前のバンドがいたと思ったんだけど。
なんだったっけ。
「クーパー・テンプル・パイロッツ」?
とかなんかそんなの。
ということで珍しくちょっと調べてみたら「ストーン・テンプル・パイロッツ」だった。
どうやら彼らはストテンと略されるらしい。
クーテンも結構いいとこ衝いてるっぽいじゃないか。
17:24 | C | comments(2) | trackbacks(0)
Beirut「Gulag Orkestar」
年越し企画を何とか終えることができて、ようやく通常通り営業再開です。
とはいっても、またいきなり開店休業状態に陥る可能性はまだまだ十分に残されているわけで、まぁウチらみたいなとこは細々とやっていくしかないからねー。
と、近所のお好み焼き屋のおばちゃんみたいなこと言いつつ、早速。

あ。
そういえば『2006年、がっかりな10枚も選んでみませんか?』みたいな、ある意味魅力的な囁きがどこからか聞こえてきたような気が。
いえいえ。
いえいえそれはなりませぬ。
聞こえない聞こえない。
そんな、がっかりな10枚だなんて、おこがましくて選べるわけがない。
だって音楽はどれも素晴らしいんだから!
ここはオトナの対応ということで、いかにも嘘くさいコメントを残すのみに留めておく。

さて。
まずはいつもと少しテイストの違うところから。

B000F5GO0AThe Gulag Orkestar
Beirut

店頭で見かけたときから、なぜかとても惹かれるものはあったのだ。
断っておくが、別にジャケのおねーちゃんの太ももに惹かれたわけではない。
決してない。
純粋に、あくまでも純粋に、音楽的興味というか天啓というか直感というか、そういった方面から手に取ったのである。
もう一度念のために断っておくが、おねーちゃんの太ももでは断じてない。

さてそうして手に取り試聴してみたところ。
なんですかこれは。
これはなんというか、ワールドミュージック?
ではないし、トラディショナルなフォークってわけでもなし。
まぁこの際どうでもいいか。
とにかく、なんかとんでもないものを聴いてるような気がするのだ。
ミクスチャーといえば、これほどミクスチャーな音楽はないんじゃないか。
ということになり、現在に至る。

イメージとしては、ヨーロッパの、それも東欧あたりのどこかの国の、どこかの街の、どこかの通りの裏辺りにありそうな、地元の人しか行かないようなパブとか食堂で、毎晩11時ごろから始まるライブみたいな音。
ぐらいのところでいかがなものか。
いかがなものかと問われても困るだろうけど、オレも困っているのだ。
ということは、つまり、あれやね。
大阪に置き換えてみたら、近所のお好み焼き屋のおばちゃんが、お好みとか焼きそば焼きながら、ふと口ずさむ聴いたこともないような演歌、みたいなもんやと思っとけばええんやね。
……それはかなり違うような気がする。
てゆうか、わざわざ大阪に置き換える意味がわからん。
その圧倒的な声であのジェフ・バックリーの再来とまで言われ、いまNYの音楽業界で話題の的となっている20才のシンガーソング・ライター:ザック・コンドン(=ベイルト)はロックの概念を変えるミュージシャンとしてアメリカで最も期待されている一人。そんな彼が放つ2枚組デビュー・アルバム!!
彼が生むどことなく懐かしい,独特のヨーロッパ・トラッド・ミュージックと英・米ロックの融合はまさに新しいロック・ミュージックの提示であり、コンドンが奏でるトランペット、ウクレレの他、ヴァイオリン、チェロ、クラリネット等が加わる 10人編成で挑むライブ・パフォーマンスはまさに圧巻!(@TOWER.JP)
だそうだ。
なんかやっぱり大変なヤツらしい。
とにかく一度聴くと、やけに耳に残る。
後を引く。
アルバムで言うと、まずは4曲目の「Postcards From Italy」なんかをオススメしたいところなんだが、おお、何と言うことでしょう。
MySpaceでその曲が聴けるというではありませんか。

「Postcards From Italy」だなんて、なんだかこういかにも、物憂げというかカフェモカというかエスプレッソっぽいタイトルでしょうが。
ふふふ、陽気な胸毛野郎が歌うカンツォーネみたいなのを期待してたら、痛い目に遭うぞ。
では行ってらっしゃいまし。
19:03 | B | comments(0) | trackbacks(0)
10/2006100
というわけで、ようやくこの企画にもケリを付けるときが来た。
なんだかんだでひと月以上引っ張ってきた企画ではあるので、今回でお別れだと思うと、少し寂しい気もする。
もう一回100枚選び直したろか。
などという恐ろしい考えもふと浮かんだりもした、ちょっぴりおセンチな午後である。

というわけで、今さら説明するのもあれだけど、だからといっていきなり始めるっていうのもねぇ、ちょっとあれな気がするので、やはりここは一応説明しておくと、2006年度に気に入って聴いていた100枚の中から、特にお気に入りの10枚を選んでさらに!
ランキングまで付けてしまおうという、考えただけで気が遠くなりそうな企画である。
数多の音楽ブログの皆様は、よくもこんな面倒くさい恐ろしい作業を、年内に完遂させたものだと、ひたすら感服するばかりです。

というわけで、ここまで読んで『ん?』と思ったあなた。
そこのあなた。
思ったでしょう?
思ったことにしておこう。
そう、あなたは偉い。
ウチのブログを隅々まできちんと目を通してくれている優秀読者さまです。
『2006年のお気に入りなんて、右っ側の「GOOD RECORDS 2006」で、すでに掲示されてるじゃないか!』
そう、あなたは偉い。
仰るとおりです。
仰るとおり、確かに10枚程度掲示されてはいるのですが、ふふふ、世間の風なんて、あなたが思っている以上に冷たいものです。
だって、この「GOOD RECORDS 2006」は、面倒くさかった忙しかったので多分去年の10月ぐらいから、まったく手を加えていないんですもの。
これこそまさしく事実は小説より奇なり!

というわけで、言い訳とか釈明とかひととおり終わったようですので、ようやく始めたいと思うわけです。

10/2006100
というわけで、まずはランキング外(20-11)をさくっと。
いずれも断腸の思いでランキングから外したのである。
それにしても断腸っていうのも、もの凄い漢字だ。
見てるだけで痛い。
20 ELLEGARDEN「RIOT ON THE GRILL」
19 Jack's Mannequin「Everything In Transit」
18 The Beatles「LOVE」
17 Little Man Tate「What? What You Got」
16 The Fratellis「Costello Music」
15 Mando Diao「Ode To Ochrasy」
14 Razorlight「RAZORLIGHT」
13 Daniel Barenboim; Berliner Philharmoniker「Beethoven:Symphony No.7」
12 Tilly and The Wall「Bottoms of Barrels」
11 Landon Pigg「LP」

さくっと、などと言い訳しつつ、こういうのをついつい書いてしまうところに、まだまだ青さが垣間見えるのである。

というわけで、ようやく本編。

10 The Pink Spiders「Teenage Graffiti」
B000G6BL9W
ジャケのビジュアルといいバンド名といい、何とも言えない胡散臭さと取って付けた感が漂いまくりなのに、曲はやけにポップでわかりやすいという、とってもわかりやすいバンドの、わかりやすいアルバム。
わかりやすいのはもちろん好きなのでこの位置。
新人バンドとしては大躍進と言っていいのではないか。

09 Red Hot Chili Peppers「Stadium Arcadium」
B000EZ831Y
いきなりレッチリがランキングに入ってきたりして、一番びっくりしてるのは何を隠そう本人である。
正直それほど何度も聴いたというわけではないけれど、聴くたびになぜかしみじみとしたというか、妙に沁みいるものがありますな。
いろんな意味で、頭にずっと引っかかってるようなアルバムでしたな、オレの場合は。
そういえばこないだ某知り合いから、レッチリのコピーバンド「テッチリ」を結成しようではないか!という話があったけど、もちろん丁寧に辞退させていただいた。
ちなみに、この某知り合いというのは、いつものツレとはまた別の人物である。
オレの周りはこんなんばっかりかい。

08 Albert Hammond Jr.「Yours to Keep」
B000IFRXW0
ということで、わかりやすくてポップなのは大歓迎なのであるが、特にストロークスの3枚目に対してかなり低い評価をしていただけに、このソロはまず出たことにびっくり、それから聴いてびっくり。
ちょっと窓開けたら冷たい空気がすーっと流れて込んできて、ふわっとした部屋の空気が一瞬掻き回されました、みたいな。
何をいきなり私小説めいたことを書いておるのだ、芥川賞でも狙ってるのかこいつは。
などと言われても、なんかそんな印象があるアルバムなんだからしょうがないじゃないか。
書こうと思えばこんな詩的なことも書けるのだ。
という辺りも、ちょっと見せておきたかっただけだ。

07 Scissor Sisters「Ta-Dah」
B000HOJDP2
もしWOWOWのフジロックを観なかったら、それ以前にフジに彼らが出ていなかったら、絶対いまだに聴いてなかったはず。
それぐらい音楽と見た目のギャップが衝撃的だった。
「ときめきダンシン」という邦題が、なぜか頭からしばらく離れてくれなくて苦労したもんである。
とか言いつつ、次はぜひ「今夜はラブミーテンダー」とか「きらめきフィールソーグッド」ぐらい強烈なところを期待してしまっている自分がいることに気付いて、呆気に取られてしまっている自分もここにいる。

06 The Killers「Sam's Town」
B000GY729M
このアルバムが出たときは『これでもう2006年の一位は決まったも同然!』と思っていたのに。
『今年のベストは楽勝やん、ははは』と高笑いしていた遠い日の思い出よ何処。

05 Muse「Black Holes And Revelations」
B000G09OEM
正直、買ったときは期待してなかった。
出たばっかりで輸入盤が安かったから、一応買っとくか。
ぐらいの気持ちで買ったのが良かったのか。
まさかこれほどハマるアルバムになるとは、誰が予想しただろう。
ミューズといえばオレの中ではあの「Plug in Baby」が入った「Origin Of Symmetry」だったんだけど、それを軽く上回るぐらい聴いた。

04 Mew「And The Glass Handed Kites」
B000A3H636
まさかこれほどハマるアルバムになるとは、誰が予想しただろうシリーズ第二弾。
それもある日突然である。
ある日突然、このセカンドがやたらとカッコいいではないか!と思い始めた。
なぜそうなったのかは知らん。
そうなったんだから、そうなった。
ほんとに、答を知ってたら教えて欲しいぐらいだ。
で、セカンド聴いて、その流れでファーストも聴く。
という黄金パターンが確立されたのである。
しかしこのジャケだけは、いまだにどうしても好きになれん。

03 My Chemical Romance「The Black Parade」
B000I5Y8ZU
出たばっかりで輸入盤が安かったから、一応買っとくかシリーズ第二弾。
且つ、まさかこれほどハマるアルバムになるとは、誰が予想しただろうシリーズ第三弾。
さらに言うと、わかりやすくてポップなのはほんとに大歓迎シリーズ第三弾でもあり、久々にエモとかスクリーモとかそっち系聴くと、なんかやたらとアガる。

02 The Strokes「First Impressions Of Earth」
B000BV7TH0
まさかこれほどハマるアルバムになるとは、誰が予想しただろうシリーズ第四弾。
しかもほとんど敗者復活ぐらいの勢い。
一時は封印してやろうかと思ったぐらい、受け付けなかったのに。
それというのもアルバート・ハモンドJr.のソロと、フジロックのおかげである。
参加してないけど、オレだって陰ながら心配してたのだ。
ストロークスで本当に大丈夫なのか?

めっちゃ大丈夫だった。
それどころか、山に埋もれてたCDを引っ張り出してきて、あっという間にリピーターになった。
そしてさも最初から高評価してたような顔して、現在に至る。
ここには入っていないけれど、映画「マリー・アントワネット」での「What Ever Happened?」の使われ方も効果的で、それがさらに背中を押したことは間違いないであろう。
いかにオレがいい加減な音楽の聴き方をしている人間かが垣間見れた、微笑ましいエピソードである。

01 JET「Shine On」
B000H30BCM
出たばっかりで輸入盤が安かったから、一応買っとくかシリーズ第三弾。
且つ、まさかこれほどハマるアルバムになるとは、誰が予想しただろうシリーズ第五弾。
なんかもういったい何が何弾でどうなのか混乱してきたが、オレが好きなアルバムって、ほとんどこのパターンじゃないか。
要するに、聴いてみなわからん。
ということだな、うん。
で、ジェットもそういえばフジロックに出てたけど、彼らのライブをWOWOWで観たときは、ちょっとがっかりした。
結局コイツらって「Are You Gonna Be My Girl」しかないやん、けっ。
てな態度でテレビを眺めていたのだった。
だからアルバムが出た、と聞いても、別に買うつもりも聴くつもりもなかったんだけど。
前述の通り1680円ぐらいだったので、まぁ一応買うといたるけど、聴くかどうかは知らんで。
ぐらいの高飛車な態度で買ったわけだが。

ほんとにごめんなさい。
この通り反省しておりますので、今後も精進を重ねてください。
まぁそれにしても。
ジェットが2006年のNo.1になるなんて、いったい誰が予想したのか。
オレでさえこれを書くまで、そんなもん想像すらしてなかったわ、はは。


……というわけで、2006年も素晴らしいバンドや音楽に出会えた一年でした。
ではまた来年お会いしましょう。
よいお年を!

みたいなことを本来なら昨年末に書くつもりでいたのだが、旧暦で見ると、どうやら今日はまだ12月6日らしい。
はは、大晦日もまだ来てないわ。
まだまだ間に合うじゃないか。
いやぁ良かった良かった。
19:19 | V.A | comments(2) | trackbacks(0)
10songs/2006
何とか100枚発表できて、ホッとしたのもつかの間、まだ企画は続いていたのであった。
いったいどこまで引っ張るんだという声はありがたく拝聴するが、それだけである。
まぁ今月いっぱいは、この企画で乗り切ってやりましょうかねぇ、と越後屋並みのにやけた笑いを浮かべつつ、企画は速やかに進行していくのである。
で、いったい何をするのかと申しますと、今度は10曲選ぶのです。
そりゃあもちろん、せっかくアルバムとかEPひっくるめて100枚も発表できたんだから、そこからだけ選べたらとても美しいのだけれど、なかなか世間は美しさばかりも追求していられないのだ。
つまり、あの100枚以外にもごちゃごちゃと聴いてるわけで、中にはアルバムまで買うほどじゃないけど、曲は気に入ったからiTSで1曲だけ買った、みたいのもそれなりに溜まってるわけですね。
で、今度はそういうのも併せて、2006年に聴いたいろんな曲の中から10曲選んでみようという、壮大なんだか自分で自分の首締めてんだか、何かその辺がイマイチ微妙な企画でありますが、とにかく始めます。

っていったいオレは誰に向かって説明してるのか。
ブログの記事を書いてると、オレはいったい誰に向かって蕩々と説明してるんだろう?的な疑問が、時々ふと浮かぶことがあるのだが、それを言い出すとブログなんてやってられないので、やっぱり始めます。

とは言ったものの、やはり10曲は無謀であった。
しかもランキングまで付けてるのである。
自分で自分の首を真綿でじわじわ絞めてるような気分を味わいつつ、断腸の思いで選んだ10曲である。
それにしても相変わらず前置きが長いのだが、それはもう見て見ぬふりしてもらうということで、ようやく始めます。

10songs/2006
で、いきなり言い訳から始まるのだが、これ以外にもLily Allen「Smile」とか、ELLEGARDEN「モンスター」とか、Radwimps「25コ目の染色体」とか、The Strokesのシングル「Juicebox」のカップリング曲「Hawaii」だとか、最後まで絞りきれない曲があったのだけど、どうにかこれで落ち着いた。
というか落ち着けた。

10 SUBTLE「The Mercury Craze」
B000HIP3ZC
怪しげな仮面のジャケになんとなく惹かれるものがあって、思わず試聴してしまい、ついふらふらと買ってしまった曲。
SUBTLEと書いてサトルと読むらしい。
でも日本人じゃないから、悟で探しても多分見つからないだろうと忠告しておきたい。
なんとヒップホップである。
ヒップホップであるが、これはもはやヒップホップだけのカテゴリーに収まらない。
ヒップホップというスタイルを借りただけの、ポップミュージックである。
おお、なんだかロッキンオンみたいな締め方じゃないか。
この調子で次に行こう。

09 Arctic Monkeys「I Bet You Look Good On The Dancefloor」
B000ATJZK2
彼らとベビシャンのアルバムを聴くと思うのだが、シングルだととてもカッコいい曲なのに、どうしてアルバムだと飽きるのだろう。
アルバム1枚分の40分だか50分だかが、とても長く感じられてしまうのである。
これからはできれば30分程度にしてもらえると助かる。
などと何だかかんだ言いつつも、この曲はやっぱり好きだ。
そして何度も言うが、曲以上にジャケのおねーちゃんである。
それがすべてだ。

08 The Killers featuring Toni Halliday「A Great Big Sled」
もしかしたら配信でしか販売されてないのかも知れない。
オレはアメリカのiTSで買った。
見つけた途端買ってやったわ。
クリスマスソングである。
しかもキラーズである。
キラーズほどクリスマスソングが似合うバンドは、他には無いんじゃないか。
と思えるぐらい、キラキラしたクリスマスソングである。
世間ではそろそろヴァレンタイン商戦が始まろうというのに、今だに聴き続けてる。
もしどこかで目にすることがあったら、それが夏であろうと何であろうと、ぜひ聴いてみることをオススメする。
ちなみにフィーチャーされてるトニさんが、どこの誰なのかはまったく知らない。

07 The KBC「Not Anymore」
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06 The View「Wasted Little DJs」
B000GPI2YK
この辺はどっちがどっちでもいいんだけど、なんか聴いてる内にどんどん染みこんできた曲。
似たようなバンドはたくさん出てきてるけど、今年の終わりにさぁ果たしてどれだけ生き残っているか。
それにしても名前がシンプルすぎるバンドが多くて、検索するのに手間かかってしゃあない。
でもザ・ビュー(カタカナで書くと何か間抜けだ)のこの曲はカッコいいぞ。

05 Dirty Pretty Things「Bang Bang You're Dead」
B000EXDP5U
この曲もなんかじわじわ来た。
アルバムは出てすぐに聴いたけど、実はそのときはそれほどでもなくて、後になればなるほど来た曲。
冒頭のトランペットだけで憤死する人も多いと思われる。
何を隠そうオレがそうだ。

04 Little Man Tate「What? What You Got」
B000F5GKY0

03 The Fratellis「Henrietta」
B000FOPQ3C
KBCもViewもそうだったけど、この2バンドもとにかくアルバムが待ち遠しくて待ち遠しくて、毎日指折り数えて発売日を楽しみに待ったという、なんだかいたいけな10代みたいなオレだったのだ。
そしてそんな気分で過ごす羽目になってしまったきっかけが、このシングルだった。

02 McFly「Don't Stop Me Now」
B000GFLI96
前作の「Wonderland」でやられて以来、マクフライの新譜や新曲には、こう見えて秘かに目を光らせているのだけれど、そんな地道な努力が実を結んで見つけてしまったのがこのシングルである。
カップリングというか正式にはリードトラックの「Please Please」はこの際重要ではない。
大事なのはカップリング、つまりレコードで言うところのB面曲の方なのだ、申し訳ないが。
さてクィーンの「Don't Stop Me Now」といえば岡村と梨花が踊り狂ってたCMで有名な曲だけど、オレなんてその前からこの曲はめっちゃ好きだったのだ、ふふふん。
ただオリジナルはフェードアウトで終わっていて、フェードアウト嫌いなオレとしてはそこだけが不満だったのだが、それをマクフライはきちんと曲を終わらしたアレンジにしたのが偉い。
まるでオレの好みに合わせてくれたかのようである、ふふふん。
やっぱり始まったものはきちんと終わらせるのが礼儀というものである。
ってどの口がそれを言うか、ということは、まぁとりあえず置いておいて。
なぜかマクフライとか、その他UK辺りのポップパンク系バンドには名曲カバーが多いんだけど、中でもこの曲は予想以上の収穫。

01 Razorlight「Somewhere Else」
B0007WNY4K
正しくは2005年に出たシングルである。
が、そんなことはどうでもよろしい。
小事である。
なんかもう聴くたびに、口の中とか脳の中に甘酸っぱいものがこみ上げてきて、切なさに思わず胸を焦がしたりする日々が続くのだ。
それぐらいカッコええ。
なんでも本国では評判悪かったらしい。
が、そんなことはどうでもよろしい。
小事である。
ロケット王国では、オレがカッコええと思ったものがとにかくカッコええのだ。
そんなわけで栄えある一等賞である。
レイザーライトの皆さん、おめでとうございます。
これからも精進してくださいねー。
もうこの曲はオールタイムベスト10に入るな。
ちなみにオレのiTunesの中で、再生回数トップに君臨するのもこの曲である。

と、まぁどうにか2006年の10曲を終わらせることができたわけだが、やはり100枚とか10曲でお茶を濁していてはいけない。
きちんと2006年の大好きな一枚を決めようではないか。

そんなわけで、いよいよ次なる修羅、2006年の10枚へと企画は進行していくのであった。
ああ。
19:37 | V.A | comments(6) | trackbacks(0)
2006100・3
「…まだやるんか」
「…やる。こうなったら徹底的にやる」
「その割にはコメントがええ加減やけどな」
「ええ加減と違うねん。さらっと流してると言え」
「まぁどっちでもええから早よやって」
「…なんちゅう投げやりな。さっきまでと態度が全然違うやん。まぁお前のブログでも何でもないから別にええけど。てゆうか疲れたんやったら帰ったらええのに」
「ぶつぶつ言うてんと、早よやって。オレも忙しいねんからな」
「…忙しいんやったら帰ったらええのに」
「…オレもそう思うねんけどな。ここまで来たら意地があるしな」
「意地でやられても困る」
「オレも困ってる」
「……」
「……」
「とりあえず、やるわ」
「おう」

2006100(051-100)
051 Mando Diao「Ode To Ochrasy」
052 Mew「And The Glass Handed Kites」
053 Mew「Frengers」
054 Milburn「Well Well Well」
055 Mogwai「Mr. Beast」
056 Monkey Majik「thank you」
057 Morning Runner「Wilderness Is Paradise Now」
058 Muse「Black Holes And Revelations」
059 MuteMath「Mute Math」
060 My Chemical Romance「The Black Parade」
061 Mystery Jets「Making Dens」
062 Nicky Wire「I Killed The Zeitgeist」
063 Oasis「Don't Believe The Truth」
064 OK Go「Oh No」
065 Orson「Bright Idea」
066 Overground Acoustic Underground「Overground Acoustic Underground」
067 Panic! At The Disco「A Fever You Can't Sweat Out」
068 Peter Bjorn & John「Writer's Block」
069 The Pink Spiders「Teenage Graffiti」
070 Primal Scream「Riot City Blues」
071 Radwimps「RADWIMPS 3〜無人島に持っていき忘れた一枚〜」
072 The Rapture「Pieces Of The People We Love」
073 Razorlight「RAZORLIGHT」
074 Red Hot Chili Peppers「Stadium Arcadium」
075 Rock Kills Kid「Are You Nervous?」
076 Roger Joseph Manning Jr.「Solid State Warrior」
077 Scissor Sisters「Ta-Dah」
078 Sigur Rós「Takk...」
079 The Sleepy Jackson「Personality: One Was A Spider. One Was A Bird.」
080 SMAP「ありがとう」
081 Snow Patrol「Eyes Open」
082 The Strokes「First Impressions Of Earth」
083 SUEMITSU & THE SUEMITH「Man Here Plays Mean Piano」
084 Sugarcult「Lights Out」
085 The Sunshine Underground「Raise The Alarm」
087 Tété「Le Sacre des Lemmings」
088 Thunderbirds Are Now!「Make History」
089 Tilly and The Wall「Bottoms of Barrels」
090 TOKIO「宙船(そらふね) / do! do! do!」
091 U2「How To Dismantle An Atomic Bomb」
092 Under The Influence Of Giants「Under The Influence Of Giants」
093 The Veils「Nux Vomica」
094 The View「Wasted Little DJs - EP」
095 Voxtrot「Your Biggest Fan - EP」
096 The Young Dubliners「Real World」
097 安藤裕子「Merry Andrew」
098 中塚武「GIRLS & BOYS」
099 髭「I Love Rock n' Roll」
100 Original Soundtrack「Marie Antoinette」

「とまぁこれで100枚並べたわけやけども」
「で?なんかひと言付けるんちゃうん?」
「…さっきのに輪を掛けて投げやりやな。まぁええけど」
「ええぞ。言うてみ」
「…雑誌とか読みながら聞こうとするな」
「いちいちいちいち細かいヤッちゃな。わかった。わかりました。雑誌は置きました」
「…お前、ほぼヤル気無くしてるやろ」
「…今頃気付いたんか」
「…不覚や」
「…そうやって自分を責めるもんちゃうぞ。そのうちええこともあるって」
「メールしながら中途半端に慰めるな」
「耳はちゃーんと聞いてるから大丈夫や。ほら。言うてみ」
「…なんかむかつく」
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02:07 | V.A | comments(0) | trackbacks(0)
2006100・2
「で?」
「で?」
「で?」
「もうええ」
「早よやれ」
「やるって。やるけどなんかペースが狂うなぁ、ほんまにもう」
「で?」
「もうええて」
「訊いてんねん」
「何を?」
「やり方」
「だから何の?」
「これの」
「頼むから、ちゃんと主語とか述語とか動詞とか名詞とか入れた質問にしてくれ」
「めんどくさいやっちゃの」
「どっちがやねん」
「まぁええわ。だからな、どうやって選んだのをどうやってどれくらい発表するねん」
「まぁええわって。偉そうに。まぁええけど」
「ぶつぶつ言うてんと早よ。忙しいねんオレも」
「忙しいんやったら仕事に戻れよ」
「そんな急に戻らなあかんほどは忙しない」
「どっちやねん……まぁええけど。えーっと、掛け合いしてても話が前に進まへんからさくさく説明するけど、去年、つまり2006年度ですね。その2006年度にオレがいろいろ聴きまくった音楽の中から、アルバムシングル配信問わずどーん!と。100枚!なんと100枚ですね、紹介してしまおうと。ついでにちょこちょこっとプチ解説なども後ほど入れてしまおうと」
「誰に向かって説明してんねん。しかも途中からキャラ変わってるし」
「うるさい。で、ですね、順位も特に付けません、とりあえずは。だってオレの中ではどれもベストですからね!」
「何をきれい事言うとんねん。めんどくさいだけなんやろが、順位付けるの」
「うるさいて。とにかくそういうことでですね、バンド名のABC順と言いますか、iTunesのアーティスト名降順にですね、紹介していきます。それから、2006年度にオレが好んで聴いた、つまりヘヴィローテーションした、というのがセレクトされるポイントですから、もちろんリストにはそれ以前にドロップされたアルバムなんかも入ってるわけですね」
「なんかだんだんバッタもんのクリス・ペプラーみたいになってきたな」
「というわけで、それではまず最初の50枚、エントリーナンバー001から050まで行ってみましょう!」
「……なんかお前、テンションおかしいぞ」

2006100(001-050)
001 747s「Zampanò」
002 Albert Hammond Jr.「Yours to Keep」
003 Arctic Monkeys「I Bet You Look Good On The Dancefloor - EP」
004 Babyshambles「The Blinding - EP」
005 Badly Drawn Boy「Born In The U.K.」
006 The Beatles「LOVE」
007 The Bees「Free the Bees」
008 Beezewax「Who To Salute」
009 Ben Kweller「Ben Kweller」
010 Bent Fabric「Jukebox」
011 Blackbud「From The Sky」
012 The Bluetones「The Bluetones」
013 The Brother Kite「Waiting for the Time to Be Right」
014 Camera Obscura「Let's Get Out Of This Country」
015 Caravan「Wander Around」
016 Cord「Other People's Lives Are Not As Perfect As They Seem」
017 Corinne Bailey Rae「Corinne Bailey Rae」
018 The Cribs「The New Fellas」
019 Daniel Barenboim; Berliner Philharmoniker「ベートーヴェン:交響曲 第7番」
020 Dashboard Confessional「Dusk and Summer」
021 David Bowie「Hunky Dory」
022 The Delays「You See Colours」
023 Dirty Pretty Things「Waterloo To Anywhere」
024 El Presidente「El Presidente」
025 ELLEGARDEN「Eleven Fire Crackers」
026 ELLEGARDEN「RIOT ON THE GRILL」
027 The Feeling「Twelve Stops And Home」
028 The Flaming Lips「At War With The Mystics」
029 Franz Ferdinand「You Could Have It So Much Better」
030 The Fratellis「Costello Music」
031 Get Cape. Wear Cape. Fly「The Chronicles Of A Bohemian Teenager」
032 Gnarls Barkley「St. Elsewhere」
033 Guillemots「Through the Windowpane」
034 Jack's Mannequin「Everything In Transit」
035 James Dean Bradfield「The Great Western」
036 JET「Shine On」
037 Jonezetta「Popularity」
038 KAN「遥かなるまわり道の向こうで」
039 Kasabian「Empire」
040 The KBC「Boxed Beats and Shelved Rhythms - EP」
041 Keane「Under The Iron Sea」
042 The Killers「Sam's Town」
043 The Kooks「Inside In Inside Out」
044 Landon Pigg「LP」
045 Larrikin Love「The Freedom Spark」
046 Little Barrie「Stand Your Ground」
047 Little Man Tate「About What You Know」
048 The Lodger「Grown-Ups」
049 The Long Blondes「Someone To Drive You Home」
050 The Magic Numbers「Those The Brokes」


「あぁしんど!あかん。なんやねんこれ。並べるだけでめっちゃ体力使うやんけ」
「だから100枚も止めとけ、言うてんねん」
「そんなもん、やる前に言うてくれ」
「それにしてもツッコミどころ満載の50枚やな」
「ほっとけ」
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21:12 | V.A | comments(0) | trackbacks(0)
2006100
「久しぶりやな」
「昨日も会うたやん…って、どこ向いて喋ってんねん」
「まぁどこでもええやん。そんなことより」
「…打ち合わせやったら昨日したぞ。もうええぞ」
「いや、久しぶりやな思てな」
「だから何が久しぶりやねん」
「年明けたやん」
「……まぁな。年は明けたな」
「それが久しぶりやって言うてんねん」
「…なんかお前、言葉間違えてるぞ」
「なんでやねん、一年ぶりに年明けてんから、久しぶりやん」
「一年ぶりに年明けたって……まぁでも確かにそうやな」
「やろ?久しぶりやろ?」
「…まぁな。一年も経ってたらな、久しぶりやな」
「だからそれをさっきから言うてんねん」
「…なんか騙されてるような気がするんやけど」
「騙してへんやん。ほなそこまで言うんやったらカレンダーでも何でも見てみいや。ちゃんと一年前の今日は一年前の今日になってんぞ」
「確かに一年前の今日は一年前の今日やけどな。なんかなぁ」
「で、そっからお前数えてみいや。一年前の今日から一年後の今日ってつまり今の今日のことやけど、そこまで数えたらどれだけ過ぎてる?」
「…一年ぐらい」
「ぐらいちゃうて!一年過ぎてるて言うてるやん。だから久しぶりやって言うてんねん」
「わかったって!わかったからもうええて。話が前に進まん」
「お前が止めてんねやろが」
「わかったいうてるやん。だから久しぶりなんやろ?」
「何が?」
「何がって、お前が言い出したんやろが!久しぶりや久しぶりやって」
「もうええわそれ」
「はぁ?」
「いやもう飽きた」
「飽きたとか飽きてへんとかいう問題か!」
「まぁええやん。次行こ」
「……」
「……」
「……こんなしょーもないことでスペース使いやがって」
「スペースって何やねん」
「何でもないから早よ次行け」
「……」
「……」
「……自分勝手な奴っちゃ」
「お前やろ」
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18:41 | V.A | comments(0) | trackbacks(0)
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