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015
今度こそ消滅するところだった!
すっかりブログの存在を忘れるところだった…危うし危うし。
というわけで、空白などなかったかのように、しれっと復活。
と同時に、新しいヤツも公開。

クールなRock Mixにするつもりが、なぜか途中から怒濤のガールズPop Mixになって、なし崩し的にエンディングを迎えてしまうという、なんとも行き当たりばったりなMixです。
KARAとか少女時代とか、もう普通に聴いてる自分に、今さらながら驚きつつ。



Mixed Tunes 015
01. 00:00. Back In Black / AC/DC
02. 01:04. Dani California / Red Hot Chili Peppers
03. 02:30. Flipsyde / Flipsyde
04. 03:31. This Love / Maroon 5
05. 05:22. Holiday / Britt Nicole
06. 06:43. The Sign / Ace Of Base
07. 07:58. Smile / Lily Allen
08. 11:13. Why Don't You Get a Job? / The Offspring
09. 11:33. Semi-Charmed Life / Third Eye Blind
10. 13:34. Misery / Maroon 5
11. 15:43. Funhouse / P!nk
12. 17:45. The Adventures Of Rain Dance Maggie / Red Hot Chili Peppers
13. 20:28. Shut Up And Let Me Go / The Ting Tings
14. 21:17. Walk This Way / Girls Aloud & Sugababes
15. 23:15. Another One Bites The Dust / Queen
16. 24:49. She's Got The... (Woo-Hoo) / Sugar Ray
17. 26:36. Robot Rock / Daft Punk
18. 27:35. Robot Rock (Soulwax Remix) / Daft Punk
19. 27:49. In The Black / Lenny Kravitz
20. 29:00. Born This Way / Lady Gaga
21. 30:17. Kids / MGMT
22. 32:50. Good Girls Go Bad / Cobra Starship feat. Leighton Meester
23. 33:53. Be Happy / Girls' Generation
24. 34:42. If We Ever Meet Again / Timbaland feat. Katy Perry
25. 36:22. Firework / Katy Perry
26. 38:40. The Loving Kind / Girls Aloud
27. 40:58. Call The Shots / Girls Aloud
28. 43:44. Touch My Body (Seamus Haji & Paul Emanuel Club Mix) / Mariah Carey
29. 45:32. Celebration / Madonna
30. 47:17. Celebration / Madonna feat. Akon
31. 47:48. Stars / Parade
32. 49:19. Mr. / KARA
33. 50:19. Let's Groove (Merchant Of Menace Remix) / Earth Wind & Fire
34. 52:19. Make Me (Moto Blanco Radio Remix) / Janet Jackson
35. 54:34. Moves Like Jagger / Maroon 5 feat. Christina Aguilera
36. 56:34. I Would Die 4 U / Space Cowboy
(total time / 59:10)

いつものようにダウンロードはこちらから。

ストリーミングはこちらから↓
 
17:59 | 音楽(Mix) | comments(2) | trackbacks(0)
SUMMER SONIC 2011その5
とにかくサマーソニックである。
休んでいようが、はしゃいでいようが、家に帰るまでがサマーソニックである。
というわけで、日除け付き、ベンチ付き、風通し良し、なのに人少なめ、という、これが家探しなら迷わずその場で契約交わしてから「え、あれってもしかしたら事故物件やったり?」と後から後から湧いてくる疑念に苛まれて仕事も手につかず、ってぐらいの好条件な休憩物件に潜伏したオレは、現地ではさぞかし爆音であろうKORNをうっすらと耳にしながら一時間余り、グダグダと寝て過ごした。

そんな、ある意味贅沢な時間ののち、復活。
埃と汗を拭い、新しいTシャツに着替えたオレは、再びライブという名の海へと身を投じたのであった……ほんとはライブにダイブした、と書きたかったけど、それほど上手くもなかったのでやめた……でもこうして書いちゃったってことは、やっぱり使いたかったらしい「ライブにダイブ」……ちょっと痛いフレーズである。
痛いとわかってながらも使ってしまうところが愛嬌だと思うのだがいかがか。

あの殺人的な日射しが、ようやく軽傷程度の日射しへと落ち着いてきたころ。
相変わらず抜群の選曲センスで聴かせてくれるSEが途切れ(この日は「There She Goes」も聴けた。ときどき、このままSEでDJしててくれた方が楽しいかも?という邪念がふとよぎるのはオレだけではあるまい)、登場した。

リアム様である。
というかBeady Eyeである。

ようよう日が翳ってきたとはいえ、まだまだファッキン暑さがたゆたう中、リアム様はプリティグリーン2011秋の新作であろうモスグリーンの長袖パーカーで決めてらっしゃる。
マイクに向かって第一声。

「Good Evening」

リアム様、英国紳士なのである。
いきなり「Fuxkin' Guys!」などとヤンキーなセリフは口走らないのである。
などと感心してたら、1曲目がいきなり「Four Letter Word」で、なにこの大喜利的な展開というかオヤジギャグ的なオチの付き方は。
などとどうでもいいことを考えている暇などないのだ。
なぜなら、これがBeady Eyeの(オレにとっては)日本での初ライブであるから…正直、ふと忘れそうになるのだが、Beady Eyeってば新人バンドである。
ヴォーカリストの態度がどれだけ大きかろうと、まだアルバム一枚しか出してない、ぺーぺーの新人バンドなのである。
カエラ姉さん、パフューム姉さん方の足元にも及ばないのである。
なのになんなのだ、この「どや感」。
そして、とっても大事なことだが、リアム様、声が出ている。
1曲目からしっかり声が出ている。
この人は声さえ出ていれば、もう怖い物なしである。
あとはひたすら「どやどや」「どやどや」と押しまくってもらえれば、押される側としては大満足なんだけど。

なんだけど。

なんだけど、あれ?
なんとなく後半(「The Beat Goes On」以降ぐらい)から、ちょっと間延びしてきた感が。
多分ステージ前で大暴れしてたらそれほど気にならなかったかもしれないが、比較的後ろの方のゆったりしたスペースで観ていたオレには、なんというかギリギリと絞ってたら逆にそこから伸びてしまった的な、微妙な間延び感を感じてしまったのである。
もちろんそんなもん個人の受け取り方だから「パフュームのスカートに鼻の下伸ばしてるからだろうが、このオトボケ野郎が!」と罵られても甘んじて受け容れる用意はあるのだが、逆に個人の受け取り方だからもう思った通り書くと、サマソニでのBeady Eye、ちょっと期待を上回ってくれなかった。
オレの期待が例えば90だったとしたら、今回のステージ、後半若干失速して80で着陸、というところか。
うーむ。
カッコ良かったのは文句ないんだけど。
うーむ、そうか。

などと超上から目線でリアム様のステージを見終えるという前代未聞の行動を取ってしまい、こんな態度でいてはそのうち殴られるんじゃないか、と若干ビクビクしながらオアシスに向かう。
おお、Beady Eye観てOasisに行く、というのも微妙っちゃ微妙だが、そんな微妙な場所でツレと合流。
何時間ぶりかの再会で、ようやく脳内一人ボケツッコミも止められる。

「Beady Eye観た?」
「結構前の方におったで。カッコ良かった」
「リアム、声出てたしな」
「出てた出てた。MCもしてたな、ひと言ぐらいやけど」
「何言うてたんか、さーっぱりわからんかったけど」
「おお!すげーな。あんなに訛るもんやねんな英語も!」
「単語一つすらわからんかった」
「まぁでもご機嫌さんみたいやったし」
「良かってんけどさ」

「けどあんなもんなん?ビーディーアイって」
「そやねん!オレもそう思ってん!こんなもんちゃうやろビーディーアイって!」
「前半めっちゃ良かったのに」
「そやねん!前半めっちゃ良かってん!けど後半さー」
「そうそう後半、ちょっと間延びした感じ、せえへんかった?」
「そうそうそう!なーんかちょっと緊張切れたみたいな、だらっとした感じした」
「そうそうそうそう!聴いてる方の緊張が切れたって感じやったな。オレもやけど」
「やっぱりさすがのリアム様でもアルバム一枚ではキツかったんかな、フェスは」
「ファンだけちゃうしな、観てるの」
「これがノエルやったらオアシスのカバーとか、サクっとやるんやろうけど」
「リアムはやらんやろ。意地でもやらんやろ」
「やろ?そしたらビートルズでもWhoでもキンクスでもええから、ちょっとカバー1曲ぐらい挟むとか」
「There She Goesとかな」
「そういえばかかってたな、出てくる前。相変わらず選曲のセンスええわ。めっちゃ好きやわオープニングのSE」
「誰が選んでるんやろ、あれ」
「そらリアム様やろ」
「それをやってくれたらええのに」
「けどさ、来月やろ、単独」
「そやねん!来月やねん。来月っちゅうか、2週間後ぐらい?」
「早っ」
「…やっぱりこんなんなんかなぁ。それやったらちょっとなぁ」
「…続けて二回こんな感じやったらなぁ。しんどいなぁ」
(などと偉そうなことを言いまくっていた浅はかなオレとツレは、その約2週間後、衝撃にぶちのめされることになるのだがそれはまた別の話である)

うーむ、うーむと二人揃ってほとんど神様目線で唸りながらも、オレとツレは丘の上ステージ、いわゆるマウンテンステージを目指した。
なぜならそこにはアヴリルがいるから!

別にファンではないし(どころか、オレがまともに知ってるのは1曲だけだ!)、まるで予定もしてなかったのだが、「せっかくなのでアヴリル観たい」というツレの意見に「まぁ確かにせっかくやし」となぁなぁな態度で、こうして丘の上にやって来たのである。
人、多いじゃないか。
パフュームほどじゃないが、それでもかなり後ろの方までぎっしりである。
そして女子率高い。
なんやかんや言うてもアヴリルはアヴリルなのだな、と変な感心しながらステージを観る。
やはりアヴリル目の周り黒い。
あのメイクそろそろええんちゃうの、とオレなどは無責任に思ったりするのだが、ご本人的にはどうなんだろう。
鼻筋もきゅっと通ってるし、もったいないもったいない…と拝みそうになってると、ツレがぼそっと(実際にはぼそっと呟いても聞こえないのでかなり大声で)
「…声、出てない」
確かに。
1曲しか知らんくせにこう言うのもなんだが、確かに声出てない気がする。
と頷きつつ隣を見たら、ツレ踊っとる。
ご機嫌さんである。
そしてオレはと言えば、比較的固まっていた。
だって知らんし、曲。
てゆうか、今やってるのとその前にやってた曲が同じに聞こえる。
ご機嫌さんなツレに聞いてみる。
「なんか曲が同じに聞こえんねんけど!」
「まぁそんなもんちゃう!」
ライブ中なので結構大声である。
隣にいたのがもし大ファンの人だったらごめんなさい。
この場を借りて謝罪しておきたい。
曲全部一緒やん、まではそのときは言ってませんが、まぁそれに近い暴言吐いてたのでごめんなさい。

ということはつまり、ビーディアイの曲を初めてあの場で聴いた人も、そんな風に思ったのではないか。
アルバム結構聴いてたはずのオレでも、途中からどれが何?って感じになったしな。
初めて聴いたらそんな気分になるわな。
やっぱりフェスはヒット曲があると強いな、とりあえず。
と意外なところからビーディーアイ疑惑に決着を得たころ、ステージではPV的な映像が流れて、それに合わせてインスト的な曲が始まってしまった(この辺は記憶が曖昧)。

「…これってどうなん」
「…疲れてるんちゃう、声出てへんし」
「…ふーん。まだ観てる?」
「…いや、もういい」

というわけでさっきまで嬉しそうに乗りまくっていたことなどすっかり忘れた顔したツレと、サクサクと丘を下りていく。
向かった先はまたもオアシスである。
どれだけオアシスラブ!やねん。
と突っ込まれてもしゃあない。
これから晩飯食うんだから。
晩飯食ってアイツらを観るのだ。

かなり本気のトンコツラーメンを食って、かなり本気で満たされたオレらは、本日トリのステージにいた…トリ、とか書くとなんか雰囲気が違うな。
メインアクト?
あぁヘッドライナー!
そうそう、ヘッドライナーが出てくるのを待っていた。
言わずと知れたThe Strokesである。
ということはつまり、いまだにオレが4枚目のアルバムを聴き返さないままの、The Strokesなのである。

「新譜聴いた?」
「一応」
「…なんかさ、イマイチっぽくなかった?」
「…ちょっと違うよな」
「あれやられたらなぁ、速攻で帰るわ」
「やろ?オレもそう思っててんけどな…」
と思わせぶりな間を取るオレ。
「信頼できる筋からの情報によるとな、まぁいわゆるツイッターやねんけどな……どうやらファーストメインらしいで」
「ウソ!マジ?おお、それは観たい!絶対観たい!」
「やろ?オレも『Last Night』と『Someday』が聴けたら泣くかも知れんわ」
「…それは引くけど」

そして始まってしまった。
The Strokesである。
思えば、オレが彼らの3枚目のアルバムを封印から解いて再び聴きだしたのは、確かフジロックでのライブ映像を観てからである。
そのとき観た「Heart In A Cage」が余りにもカッコ良すぎて、確かその年の「我が心のベスト10アルバム部門」で1位か2位にまで登り詰めたのではないか。
一時は封印したアルバムが。
そんな個人的にはややこしい因縁というか邂逅というか再会を果たしたバンドなのだがストロークスというのはオレにとって、だから今回もちょっとは心に期するところはあったのである。
ライブで聴く4枚目の曲がものすごくカッコ良かったら。
オレの中ではすでに微妙な棚に置かれてしまったあの4枚目を、もう一度手にとって陽の当たる場所へと連れ出して、なんだったら「2011我が心のベスト10アルバム部門」にノミネートするのもやぶさかではない、なんて思ったりもしていたのだが。
ファーストメインである。
となると話はちょっと別である。
これはもう聴かねばなるまい。
観ねばなるまい。
当時としては余りにも音がスカスカすぎて不安になりつつも衝撃だったあのファーストをライブで聴けるなんて、幸せ者だろう、これは!
そして始まってしまった。

「Is This It」
と今書くと、某ポップスターの映画のタイトルみたいだが、このイントロが鳴ったときは、ほんとに来て良かったとしんみりした。
いやしんみりしている場合ではない。
なんか音が厚い。
アルバムで聴いた、あのストロークスの音なのに、なんだかすごく音が厚い。

「すごいな。やっぱりカッコええな」
「カッコええ。マジやな」
「おお。何がマジなんかわからんけどな。とりあえず音がえらい厚い」
「やっぱりファーストはカッコええな。オレとしては3枚目の曲もやってほしいけどな。けどそれで『Someday』と『Last Night』外されたら暴れるけど」

などとアホなこと言うてる場合ではないのである。
ステージはほんとにファースト中心で、ぱらぱらとセカンドを挟んで、たまに4枚目(と書いてオレは問題作と読む)の曲も挟みつつ、カッコよく進んでいく。
そして中ほど。
「Someday」が来た。
イントロ聴いたらトリハダである、もう。
なんでか、ファーストの中でもこの曲と「Last Night」が大好きで大好きで、何がどう好きとか上手く説明できないのだが、とにかく琴線がビリビリ震えるというか、なんかこうブワッとビジュアルが浮かんでくるというか、つまりひとことでいうとやっぱりカッコいいのである、もう!

で、まぁ間思いっきりすっ飛ばして、そろそろエンディング近い?ということはアレは?ここまで来たらアレも聴きたい聴きたい聴きたい!と頭の中で駄々をこねていると、オレにとっては超お馴染みのあのイントロが!
「Last Night」が来た。
ああもう。
たらまん。
多分その瞬間は、パフュームもYUIもThe Ting Tingsのお姉ちゃんも赤いカエラも全部ぶっ飛んでいた。
だが始まりがあると終わりがあり、当然ながら「Last Night」も終わってしまった。
まぁ「Last Night」と「Someday」に関しては、それぞれあと2回ずつぐらいやってもらっても一向に問題ないのだが、やはり今回はそんな駄々をこねても通るはずもなく、ストロークスのライブも終わってしまった。

今年のサマソニが終わってしまった。

The Strokes@Summer Sonic 2011 Osaka
01. Is This It
02. New York City Cops
03. Under Cover Of Darkness
04. The Modern Age
05. Reptilia
06. Someday
07. Life Is Simple In The Moonlight
08. Alone Together
09. You Only Live Once
10. 12:51
11. You're So Right
12. Under Control
13. Hard To Explain
14. Automatic Stop
15. Last Night
16. Take It Or Leave It

…とか感慨にふけっている場合ではない。
帰らねばならない。
一斉に動き出そうとする人の大波のできるだけ先っちょの方に乗っかって、可及的速やかに舞洲から脱出せねばならぬ。
だって果てしなくバスを待つのは嫌いだからだ。
往きはいいんだ、テンション上がってるから。
でも帰りはやだ。
そんなわけでバス乗り場まで早足なので、会話も早口である。

「マジやったなストロークス」
「何がマジなんかわからんけどな。とりあえずマジなセットリストやったな」
「だから何がマジなんかわからんけどな。ほんまにファーストメインやったな。観れて良かったぁ」
「オレはもう『Someday』と『Last Night』が聴けたから、元が取れたな、今日の。あ、でもサードからほぼやれへんかったやん?これで「Juicebox」と「Heart In A Cage」やってくれたら拝んだな、ジュリアン」
「オレはファーストがあれだけ聴けたら、もう後はどっちでもええけど」
「それはそうとさー、ジュリアン酔ってた?」
「そうそうそう!なんか酔ってるみたいな喋り方やったな!いつもそうなん?」
「知らんて。ツレちゃうし。ニューヨーカー?」
「ニューヨーカーってみんなあんな酔っぱらってるみたいな英語喋るの?」
「なんか口の中でもごもご喋るようなイメージはあるけど。けどジュリアン、自分で喋ったことに一人で受けてたし。酔っぱらい?とか思ってんけど」
「けど最後まで普通に歌ってたしな。そういう喋り方なんか、ご機嫌さんやったんか、どっちかちゃう?」
「まぁご機嫌さんやってんやろな。良かった良かった」
「リアムもご機嫌さんやったしな。良かった良かった」

そしてオレとツレも、サクサクと帰りのバスに乗れて良かった良かった。

「けどさぁ……YUIかわいかったな」
「……かわいかったな」

あぁ、今年のサマソニが終わってしまった。
20:36 | 音楽(LIVE) | comments(4) | trackbacks(0)
SUMMER SONIC 2011その4
とにかくサマーソニックである。
…とかいつまでも言うてる場合ではない。
世間はすっかり9月である。
困った。
ここまで引っ張ってしまう結果になろうとは、ちょっと予想できなかった。
だいたい計算が甘いのである、いろんなとこで。
まぁそれは置いておくとして、どうしよう、9月だ。
と困りながら、ロッキングオンを読んでみた。
9月1日発売、10月号、サマソニとフジの特集号。
おおそうか。
雑誌がこうして9月に入ってから堂々と夏フェス特集号を出すのなら、オレがまだサマソニ特集を続けていても問題ないということじゃないか!
しかも次の号が出るのは10月1日だ。
ということは、少なくとも今月いっぱいは夏フェス特集が店頭に並んでいるわけで、その間はどこに臆することなく、サマソニ特集を続けていても問題ないということじゃないか!
こうして素晴らしい言い訳を手にしたオレは、再び夏のあのファッキン暑い一日へと戻っていくのである。

さてこちら、片仮名で書くとちょっと微妙な感じになるThe Ting Tingsのステージである。
前回思わせぶりに終わらせてしまったThe Ting Tingsのステージである。
思わせぶりに書いたわりには、多分ほぼネタは割れているのである。
なぜならThe Ting Tingsは男女二人組だからだ。
となると目的はひとつである。
そう、オレの目はもうずっとフロントのお姉ちゃんに釘付けなのだ。
ということはつまり、何が言いたいのかすでにおわかりだと思う。
だが敢えてここでも言っておきたい。

かわいい。
だがそれ以上に重要なのは、カッコいい。
The Ting Tingsのフロントのお姉ちゃん、予想以上にカッコいい。
ギターをガリガリ掻き鳴らしながらマイクに立ち向かっていく姿が、とてもカッコよろしい。
というわけで、名前を調べてみた(今さら)。
ケイティ・ホワイト。
名前までカッコよく見えてくるから不思議だ。
実際、彼女らのやってる音楽も、アルバムで聴くよりポップでアグレッシブでオルタナティブで且つキュートでスマートで、とりあえず思いついたカタカナを全部並べてみたが、それをひとことで言うと思ってた以上にロックで、なんかものすごく次のアルバムを期待してしまう(ファーストの曲もあちこちのDJセットで使いたくられてるし、そろそろセカンド出てもいいんじゃないだろうか)。
そんなカッコいいケイティ(と敢えてここはファーストネームで呼んでみる。照れる)の姿を2〜3曲ほど眺めてから、トイレに向かおうとしたそのとき!

オレの耳に飛び込んできたのは!
カンペ片手にたどたどしい日本語で、皆さんにご挨拶するケイティ(照)の姿であった!

か、かわいい。

思わず相対性理論の曲を口ずさんでしまったぐらいLOVEずっきゅんとはこのことである。
なにがかわいいって、たどたどしいところがかわいい。
あの見た目で(COOL!)、カンペ片手で、しかも日本語たどたどしいって…やばい、変なスイッチが入ってしまったじゃないか。
それほどのある意味衝撃を食らって、オレはトイレに行くのも忘れて、その場に立ち尽くした。
そしてその後も彼女ら、というよりほぼ彼女から目が離せず、と言っても腐っても音楽好きなのでもちろん音楽もしっかり最後まで楽しませていただいた(ついでにトイレにも行った。MC終わったら速攻で)。
きっかけはどうあれ、なんだかようやくまともにライブを楽しんだっぽい感じだが、そんな細かいことはもちろん気にしてはいけない。
楽しみ方なんて人それぞれだからな。
払った金額に見合っていれば、3曲しかパフューム聴かなくても(と言うか観なくても)、1曲しかYUI観なくても、本人が満足してるならそれがオレにとって正しいフェスなのである。

などと熱く語っていたら、当時のオレも何だかちょっと暑さにうだってきたので、またもやオアシスに向かう。
休憩しに来てるのかライブ観に来てるのか、なかなか微妙なスタンスである。
が、これだってオレにとっ(割愛)。
さて、次どうしよう。
ステージが減ると、こんなときちょっと困る。
前まであった一番小さいステージ(確かパークステージ?)、ぶらっと行って、ちょっと観て、またぶらっと出てきて、みたいな、あれこそフェスって感じで楽しかったのに。
まぁ無い物ねだりしてもしゃあないので、とりあえず周りの人がやたら美味そうに食ってたマンゴーかき氷を食べてみる。
美味い。
で、閃いた。
これを食いながら、ケミストリーを聴くというプランはどうか。
丘の上を吹き抜けていく風、耳には心地よいミドルテンポのハーモニー(しかも上手い)、喉を滑り落ちていくマンゴー風味の氷の粒たち。
おお、すばらしいプランだ。
このくそ暑い、いや失礼、思わず汚い言葉を使ってしまった。
もとい。
このファッキン暑い舞洲が、高原リゾートへとみるみる変わって行くようだ。
そうと決まればケミストリーだ。
うーむ。
まさかケミストリー聴くことになるとは、しかも「夏草の〜」とかいう曲ぐらいしか知らんけど(タイトルは知らない)まぁいいか。
しゃりしゃりかき氷食いながら、いそいそと丘の上を目指す。
着いた。
おお!

人が少ない。

パフュームの時の1/3、とまでは言わないが、ほぼ半分弱ってところじゃないか。
これはよろしい。
ケミストリーには申し訳ないが、舞洲高原リゾート化計画にはもってこいの混み具合である。
だが少し早く着きすぎてしまったようだ。
かき氷が終わってしまった。
舞洲高原リゾート化計画に、早くも計画見直しを迫られる。
しょうがないので水買ってきて、「喉を滑り落ちていくマンゴー風味の氷の粒たち」から「「喉を滑り落ちていく清々しいミネラルウォーター」へと変更、やがて始まるであろうゆったりとした音楽という時の流れを待つ。
ただ、さっきから何となく気になることがひとつ。
ステージ中央にDJブースがあるのだ。
DJブースが、なんとなくオレが知ってるケミストリーのイメージではないような。
まぁでもライブ自体というか、ケミストリーの曲自体まともに聴くのは初めてだしな、もしかするとそういうスタイルでライブやってるのかも知れないしな。
などと考察を巡らせていると。

登場ジングルが鳴り、歓声が上がって、ご本人たち登場。
おお、男前だ。
二人とも(ケミストリーが二人ってことぐらいはさすがに知ってる)、えらい男前だ。
オレの周囲の男どもから「男前−!」という声が飛んでいる。
同感。
線の細い方は岡田准一みたいだし、線の太い方も、細マッチョな金髪になって、ちょっと本田圭佑みたいである。
そうか、ケミストリーは二人とも男前だったのか!と感動していると、なんか二人の後ろにも何人かいる。
そしていきなりBPM128ぐらいで曲が始まった、と思ったら、踊っとる!
後ろの人たちはどうやらダンサーらしい。
まぁそれはいいのだが、前の男前二人も同じだけ踊っとる!
え?
ええー!
ケミストリーって踊るの!?
てゆうか、何この東方神起というかビッグバンというかスーパージュニアというかビーストというか超新星というか、なんでこんなにケイポッパーな名前知ってるのかとか突っ込まないでください、とにかくケイポップちっくなダンスナンバー(死語)は!
心地よいミドルのハーモニーはどうなったのだ!
オレの舞洲高原リゾート化計画をどうしてくれるのだ!
と若干ぷんすかしつつもステージを観る。
なんだかんだ言うても、ステージは観る。
ふーん。
ダンス上手いな二人とも。
なんか最近あんまり見かけんと思ったら、こういうことになってたのね。
だからDJブースが必要だったのね。
でもまぁなんちゅうか、ちっちゃいエグザイルやな。
それでもこういう方向に行かんと、この先しんどいんやろな。
まさかこんなところで世知辛い社会を垣間見ることになるとは思わなかった。
それにしてもダンス上手いな。
それでハモるって、これはこれですごいな。
いつのまにか若干肩入れしつつ、踊るケミストリーを観てると、ようやく3曲目辺りでミドルなのをかましてくれた。
しかもオレが唯一知ってる「夏草の〜」という曲である(タイトル言ってくれたけど、長くて覚えられなかった)。
おお、考えたらフルで聴くのは初めてじゃないか!
なんか、いい曲かも、これ。
なんでも聴いてみないとわからないものである。
反省。

だがいつまでも反省している場合ではない。
オレは先へ進まねばならない。
後ろを振り向いている暇などないのだ。
と、書いててやっと思い出した。
ケミストリーの「夏草の〜」という曲、「なんとか・オブ・ノーリターン」ではなかったか?
確かそうだ。
MCでもそんな感じの単語並べて曲紹介してた気がする。
なんとか、の部分は多分一生思い出せそうにもないので、もう「ナツクサ・オブ・ノーリターン」という曲名にしておく。
そういうことにしておこう。
ケミストリーにとっては迷惑な話だが、オレはそれで何の問題も発生しないのでオールオッケーである。
めでたしめでたし。

というわけで、オレは急いでいる。
いっちゃんおっきなステージ、いわゆるオーシャンステージに向かって急いでいる。
なぜならそこでは木村カエラが待ってるからだ!

待ってるわけもなく、それどころかすでにライブは始まっていた。
なんか結構な人出だ。
みんなそれほどまでにカエラが観たいのか。
安心してくれ、オレも観たい。
そして、おお、赤い(髪が)。
その上丸くて(髪型が)、しかもちっちゃい(頭が)。
赤くて丸くてちっちゃいのが、スカートはためかせてステージに君臨している。
これはかわいい。
いちいち言わなくても間違いないのだが念のためもう一度言っておくと、間違いなくかわいい。
これでオカンなのである。
そして当然だが人妻………

……おっと、今頭の中で違うスイッチが入りそうになってしまった。
そんな地雷を踏んでる場合ではない。
ステージではカエラ熱演中である。
赤くて丸くてちっちゃい頭が、やっぱりスカートはためかせてあっち行ったりこっち来たり。
なんとなくこっちに来る回数が少ないような気がするけど、気のせいだきっと。
だがここでオレはとっても大きな問題にぶつかってしまう。

オレは、木村カエラの曲をほとんど知らない!
だからなのか。
さっきからどれも同じ曲に聴こえてしゃあないのは。
とりあえずアップテンポでギターがぎゃんぎゃんで、なんか英語のような日本語のような歌詞が乗る。
カエラ赤い頭振り振り歌う。
認識できてるのはそこだけだ。
観たままやん。

というわけで、3曲ほど観たところで、集中力が切れてきてしまった。
オレとしたことが。
もちろん、飽きたのではない。
そんな失礼なこと言ってはいけない。
あくまでも集中力が切れただけだ。
飽きたのでは決してない。

まぁ集中力切れちゃったらしょうがないね。
気分転換も大事なことだからね。
しかもこんな炎天下だからね。
お体ご自愛くださいね。

ご自愛ラブなオレはここで重大な決断を下すことにした。
休憩、である。

残念だけどカエラ、僕らはもうこれ以上一緒にはいられない。
君とはほんの少しの時間だったけど、こうして一緒に過ごせて楽しかったよ。
さぁ、僕はもう行かなくちゃ。
ありがとうカエラ。
瑛太とお幸せにね。

こうしオレは、カエラが熱唱する「バタフライ」に送られながら、サマソニの表舞台から一旦姿を消したのである。
15:45 | 音楽(LIVE) | comments(4) | trackbacks(0)
SUMMER SONIC 2011その3
とにかくサマーソニックである。
この機会を逃す手はあるまい。
だが急げオレよ、オレの足よ。
ライバル、というか目指してる人はめっちゃ多いぞ。
そして目指す先にも人はめっちゃ多いぞ。

甘く見てはいけない。
パフュームを甘く見てはいけない。
本日二度目のマウンテンステージ、辿り着いたそこは、とにかくステージまでびっしり人で埋まっていた。
早くも今日一の人手ではないか。
そしてまだまだまだまだ後から後からやって来る。
パフュームを甘く見てはいけない。
甘く見たつもりはなかったのだが、計算は狂った。
もうちょい余裕で、(できれば原寸大の)実物とご対面できるはずだったが。
そしてこのままじっと立ち尽くしていても、きっといいことはあるまい(後から後から人が来るから、勝手に体が前に行く感じ)。
それならこちらから打って出てやろう!ということになり、オレにしてはちょっと珍しく、人垣の隙間からずるずるじわじわと前に移動してみた。
そしてまぁなんとか、これならどうにかモニターだけじゃなく、リアルパフュームも観られるだろう位置を確保、そのときに備える。
と言っても別に準備運動するわけでもなく、ただじっとその場に立ち尽くしてご本人様方を待ってるだけなんだが。
だってそれ以外何もしようがないじゃないか。
ドリンク買いたくても売場までファッキン遠いし、それ以前に人で埋まってるし。
それにしても何なのだ、この容赦ない照りつけは。
オレの前にいる家族四人組の二人のちびっ子たちなんて、かなりぐったりしてるんじゃないのか。
この状況で、あのピコピコいう聴きようによっては意外に凶暴な電子音にまみれさせたら、将来に何らかの影響が出てくるのではないか。
それにしてもまだか。
押してるんじゃないか。
調子乗ってるんじゃないか。
ケータイで時間を確認したら、ほぼオンタイムである。
一瞬でも疑ってしまったことを、秒速で謝る。
申し訳ない。
とかやってたら。
ジングルが流れて、ご本人様方が出た。

おお、動いとる動いとる。
おお、踊っとる踊っとる。
おお、歌っとる歌っとる…のかどうかは確かめようがないけれど、そんなことは些末である。
生で動くパフュームを観る。
しかもモニター越しじゃなくて、一応きちんとステージ直で。
という事実を今は味わおうではないか、諸君。
おっと大事なことを書き忘れていた。

かわいい。

もう一回書いておくが、かわいい。
1曲目の「Fake It」からかわいい。
YUIの曲すら知らなかったオレが、なぜかこの曲はめっちゃ知ってたりする。
それも(こちらの勝手な都合で)イントロだけ異様に。
ということはもしかすると、この曲をフルで聴くのはほぼ初めてみたいなもんじゃないか。
多分そうだ。
というか、意味不明な聴き方だと自分でも思うが、それはそれで新鮮、といえば新鮮だし、他の曲に似てると言えばどれも似てるので、デ・ジャ・ビュといえばデ・ジャ・ビュだし、とりあえずオレは幸せだからそれでいいのだ。
とにかく今は目の前のお姉ちゃん方をじっくり目に焼き付けることに専念する(ライブに来たのに曲聴けよ)。

2曲目「ねぇ」。
この曲もわかった。
というかわかってしまった。
もしかしてオレはファンなのか?
ファンではないな。
まぁアルバムは全部(レンタルして)聴いてるけどな(ファンなら買うはずだ。しかも初回盤とか)。
こうして曲のタイトルが出てくるぐらいだから、それなりの回数は聴いてるけどな(ファンなら踊りまで頭に入ってるはずだ)。
という理由でオレのファン疑惑は解消したわけだが、そうこうするうちにも彼女らのステージングはめまぐるしく変わる。
というか三人とも動く動く。
まぁ動いてなんぼっちゃなんぼだけど、それにしてもえらい運動量やな。
ほほー。
とか感心してたら、オレの前にいる家族四人組のお父さんがご機嫌さんだ。
ちびっ子たちの世話はすっかり奥さんに任せて、踊りまくっている。
しかもときどき「ひゃっほう」とか「ほっほう」とか言うてるし。
「ひゃっほう」て。
思わず太陽族か!とツッコミ入れたくなるじゃないか。
太陽族て。
そこは「昭和か」の方が的確ではないか。
とか脳内ツッコミ入れてる場合ではない。
危うく目的を見失うところであった。

ほら、時代はすでに3曲目、缶チューハイのCMソングである。
それが終わったところでMC。
お三方一斉に水飲む。
飲む。
飲む。
まだ飲む。
でようやく一息付いたところでご発声である。
ちなみにオレのお気に入りは真ん中のショート気味の人だが、このとき向かって右側のロングの人が「風でスカートがベラベラ(あるいはビラビラ、あるいはペラペラ)する…」と少しはにかみながらぼそっと零してたのが、なんかとっても良かった。
かなりマニアックな視線である。
そして結構普通に、フェスっぽいMCがしばらく続いて「次の曲…」となったところで、オレとパフュームの蜜月は突然終わりを告げる。

…疲れちゃったのだ。
あるまじきことである。
でも疲れちゃったのだ、余りの人の多さに。
特に潔癖症という訳ではないが、こんなスタンディングのライブのとき、ワガママなオレはできるだけ自分の周りに空間を欲する。
じゃないと、なんだか息苦しくなってくるのだ。
それは屋外だろうと屋内だろうと同じで、自ら超望んでここに来たとはいえ、やっぱりこの中であと数十分立ち続ける、ということに、突然疲れちゃったのだ。
こう見えて意外に繊細だ。
あとそれに、彼女たちのMCが意外に普通だったこともあり(広島弁でふんわりやってくれるのかと期待していた)、ちょっと気分が削がれてしまった、というさらにワガママな理由もある。
そんなわけで、一度決めちゃうと後のことには結構冷たいオレは、ライブでやるのは結構久しぶりだと言う(なんだかんだ言いながら、しっかり何を喋ってたかはおぼえている。だってもったいないじゃないか、せっかくなのに)「Baby cruising Love」を聴きつつ、じわじわ後退。
ほとんど入場規制一歩手前(というかそろそろ危ない)ぐらいの群れから抜けて、一旦オアシスに撤収した。

丘の上から聞こえてくるパフュームを聴きながら(結構爆音)かしみん焼を食ってると、今度はオーシャンの方からゴリゴリのギターロックが聞こえてきた。
ビバ・ブラザーが始まったようである。
ちょっと前ならこんないかにもUKなバンド、有無を言わずに飛びついてたんだが、最近ちょっと音楽の趣味が変わりつつあるのもあり、そしてUKだからって何でもかんでも飛びつかない大人的な態度で接していることもあり、「おお、こっちもやってますなぁ」ぐらいの余裕でかしみん焼を引き続き食らう(思ってたよりデカかったのだ、これが)。

VIVA BROTHER。
片仮名で書くならビバ・ブラザー。
いや、やっぱりビヴァ!ブラザーとしたいところだ。
元々ブラザーだったはずだが、多分大人の事情で、大人たちから改名を迫られたんだろうが、なんでまたよりによってVIVAを選んだのか。
UKギターロック超直系!みたいなゴリゴリした音を、こっちもまた爆音で出してくるくせに、ビバ、はないんじゃないだろうか、と老婆心ながら思う。
もうちょいボウディーズ的な陽気なロックンロール野郎どもなら、あるいはブライアン・セッツァー的なベガスなロックンロール野郎どもならビバでもいいと思うけど。
彼らは、日本人が「ビバ(あるいはビヴァ)を発声するとき、無意識のうちにある記憶を蘇らせていることには気が付くまいビバノンノン。

などと本気でどうでもいいことを考えてたら、どうやらパフューム、エンディングのようである。
モニターでちらちらとお姿を拝みながら「ポリリズム」を聴き、こうしてオレの今年のサマソニの目標一つ目はどうにかこうにか(予想以上に短時間の邂逅ではあったが)達成されたのであった。

そしてどうやらビヴァ!ブラザーも渾身のエンディングを迎えたころ、オレはようやくオアシスから立ち上がった。
向かう先はオーシャン、いわゆる一番おっきなステージである。
目的はひとつ、片仮名で書くとちょっと微妙な感じになるThe Ting Tingsを観るために。

そこでオレは、その日二度目の衝撃を食らうことになる。
22:52 | 音楽(LIVE) | comments(2) | trackbacks(0)
SUMMER SONIC 2011 その2
とにかくサマーソニックである。
いつまでもうだうだ飯食っててもしゃあない。
というか飯食いに来たんじゃないんだ俺たちは!
と、ようやく重い腰を上げることにした。
というか重かったのか、腰!

「ワン・ナイト・オンリーてさ、UK?」
「さぁ。アルバム聴いたことあるけど、なんかUSっぽかった」
「あ、でもUKやん。北ヨークシャーやて。北ヨークシャーってUKやろ、どう考えても」
「ふーん、意外。さっきのステーキ丼ぐらいには意外。なんかLAっぽいというかポートランドっぽいというか、そんな感じの音やったと思うねんけど。だからずっとアメリカのバンドやと思ってたわ」
「LAっぽいちゅうのはわかるけど、ポートランドっぽいちゅうのはどういうこと?」
「なんとなく、ポートランドって感じ。LAほど派手じゃないけどシアトルほど渋くない」
「ポートランドの人に聞かれたら絶対殴られるぞ」
「で、行くんやろ?」
「おう」
「オレも適当に行くし。じゃまたあとで」
「おう」

というわけで、ツレとはそこから別行動取ることにして、何はともあれようやくライブに突入することになった。
成り行き上、今年の一発目はUKなのにやたらとUSっぽい音を出すOne Night Onlyである。
記憶をずっと辿ると、そうそうなんとなくタワーで試聴して、なんとなくアルバム買っちゃったバンドである。
しかも英語で書くとそれなりだが、カタカナで「ワン・ナイト・オンリー」と書くと、突然氣志團の曲みたいに見えてしまうバンドである。
確か「何とか」、という曲がオレ的にはヒットだったんだが、タイトルを「何とか」とか言うてる時点ですでにアウトである。
それはもうまったく記憶に残ってないに等しいではないか。
いいのだ曲のタイトルなんて。
些末だ。
そんなもん後から検索すればどこかの誰かがアップしてくれてる。
些細だ。
とにかくサマーソニックなんだからライブ観るのだ!
そしてツレとは別行動なので、ここからの会話はすべて脳内一人ボケツッコミだ!

だがその前にオレには済ませておくべきミッションがあった。
タワレコオリジナルサマソニ限定レインボータオルを手に入れなければ!
とにかく「限定」という文字には弱いのである。
若干焦りつつ、タワレコのブースに向かう。
売り切れてたりしたら何のために来たのかわからないからな。
…ほんとに何をしに来たのだオレは。
このファッキン暑い中。
ふと疑問、というか基本的な行動理念に疑いを抱いてしまったが、そんなことより今はタオルである。
小難しいことは明日以降考えればよろしい…明日はしんどいから明後日以降にしよう。
それはどうでもよろしい。
タオルである。
あっさり買えてしまった。
しかもタワレコお買い物ポイント2倍チケットまでもらえた。
600円のお買い物なのに、やけに得した気分である。
喜び勇んでタオルをリュックに仕舞い(まだ着いたばかりで現在使用中の一代目タワレコタオルが絶賛活躍中である)、そうしてようやく!
ようやっとオーシャンステージ、いわゆる一番おっきなステージに向かったのである。

おお、思ったより人がいる。
ライブだ。
当たり前である、そのために来た。
で、肝心の氣志團、ではなくワン・ナイト・オンリーはというと、鋭意ライブ中である。
ヴォーカルの兄ちゃん、上半身裸で「日本」ハチマキ巻いとる。
やる気ガッツ充分!って感じだが、今となってはそれぐらいしかほとんど記憶に残ってない。
なぜだろう、この記憶に残ってなさは。
バンドが下手だったのか?と訊かれたなら、まぁ下手ではないがどどーんと来るほどでもない、と結構上から答えておきたい。
曲は充分ポップでキャッチー笑なんだから、いっそのことMcFlyぐらいまで突き抜けちゃったらいいのに。
でもまぁ、ここんとこすっかり名前聞かなかったバンドが、こうしてしっかり活動してるのが確認できただけでも良かった。
ってお前はどこの関係者なんだというぐらい上から感想を述べつつ、ステージを移動することにする。
え?もう?
とか言わないで欲しい。
これでも結構長い時間彼らを見つめていたのだ。
そろそろいいだろう。
何のどこがそろそろなのかわかんないけど、とにかく向かった先はマウンテン、いわゆるちょっと小さい方のステージである。
何しに?
そんなの決まってるじゃないか、YUIを観に行くのだ。

おおなんと、予想外のYUI。
来る前はまったく行くつもりなんてなかったのに。
名前は知ってるけど曲はまったく知らない。
でもせっかくなので行っておこうじゃないか。
何がせっかくなのか理由を説明すると長くなるので割愛するが(というかほぼ察しは付いてるだろうが)、とにかくポカリを片手にブラブラと丘の上を目指す。
どうでもいい情報だが、この時点で水2本とビール一杯を消費。
何 をいつどれだけ飲んだか、はっきり覚えてるのはこの辺までで(早い)、後はもうなすがまま、欲望の赴くままに飲んで飲んで飲まれて飲んでいた(水とポカリ を)という記憶しかないのだがそれはさておき、この、芝生のキャンプサイトを抜けてマウンテンを目指す道は、結構好きだ。
どれだけ暑くても、ここにはいい風がいつも通り抜けていくから。
おっと、何だか少しステキな言い回しだ。
ここにはいい風がいつも通り抜けていくから。
ふと向井理の微笑みが頭をよぎったのではないか。
それに丘の上に向かっていくという抜けた感もあって気分も大変よろしい。
ブラブラと、後ろから聞こえてくる氣志團、ではなくワン・ナイト・オンリー渾身のエンディングをBGM代わりに、おおやっとマウンテンに到着である。
な、なんか前より遠くなってる。
しかもステージの向きも逆になってる。
そして、思った以上に人が多い!
下手したら氣志團より多いんじゃないか。
有名なのかYUI!
それは失礼しました!
と、そうこうするうちジングルが流れ、ご本人が登場してきた。
そしてオレはその日最初の衝撃を受ける。

かわいい。
YUI、かわいい。
モニターにアップになったりしたら、ひゃあ!と声をあげそうになったぐらい、かわいい。
そうか、かわいいのかYUI!
良かった、来て良かった!曲は全然知らんけど!
とりあえず顔だけでも観に来て良かった!
フェミコード踏みまくりな感想を胸一杯に抱きつつ、YUIに溺れた。
早速ツレにメールする(このころはまだソフトバンクの回線は生きていた)。
もちろんハートマーク入りである。
そうして1曲、YUIに溺れたオレは、マウンテンステージを後にした。
だって曲知らないしな。
かわいいだけでずっと観てるのはちょっとしんどい。
どっちなんだお前は!というツッコミは甘んじて受ける覚悟である。
どっちなのかオレにもわからん。
それよりBawdiesである。
あの陽気なロックンロール4人組が、オーシャンでオレを待っているのだ!

とめっちゃ独りよがりな気分で、意気揚々とペーターのように丘を駆け下り(実際にはだらだら降りてたが、気持ちは駆け下りた)、多分この辺でも水分補給しつつ、オーシャンステージいわゆる一番おっきなステージを目指していると。

え?え?え?
ジングルも鳴ってないのに?
モニターもまだ繋がってないのに?
なんで?
オーシャンに足を踏み入れた途端、どこからどう見ても陽気なロックンロール4人組、いわゆるBawdiesがステージで演奏している!
しかも渾身のシャウトをかましている。
おおお、上がるぜ。
だが渾身のシャウトをかましていた割にはさくっと一曲終えると、彼らおもむろに楽器を置き、「すぐ戻ってきます。水分補給して待っててください!」とステージから引っ込んだ。
おおお!
リハか、というかセッティング&音合わせだったのか今のは!
な、なんちゅうカッコのいいことをしてくれるのか。
「本気」と書いて「マジ!」と読み、「漢」と書いて「おとこ!」と読むぐらい侠気に満ちあふれているではないか!(ちなみに「侠気」と書いて「おとこぎ!」と読む)
というより、この場合は景気付け、あるいはサービス精神旺盛、ちょっと斜に構えて穿った言い方すれば客寄せ。
だがどうだっていいのだ、そんなもんは。
そうやって勿体付けずにサラっと出てこれるところがカッコいいじゃないか!
惚れる。

そしてそれから数分後、今日もきっちりダークスーツを着こなした陽気なロックンロール4人組、いわゆるThe Bawdiesがステージに戻ってきた。
やっぱりこの手のロックンロールはスーツだな。
ヒップホップみたいな格好でこれをやられても、説得力に著しく欠けるからな。
MCも相変わらず飛ばす飛ばす。
演奏は言わずもがなである。
上手い。
歌に至っては何をか況んやである。
日本人であんな声が出せるヴォーカリストは貴重である。
めっちゃ貴重である。
そしてとにかくライブが楽しい。
バキバキバキバキと曲が進んでいく感じ。
だが楽しい時間はすぐに過ぎる。
てゆうか、短かない?
タイムテーブル確認してみたら、やっぱりこんなもんか。
もうちょい、せめてあと2曲ぐらいは聴きたかったけど、まぁしゃあないか。
ここで彼らがしっかりきっちりステージを終わらせてくれるから、オレらは次を目指せるのだしな。
うむ、ステキだBawdies!

とベタ褒めしときながら意外にあっさりとオーシャンを後にして、多分その日一番の早足でオレは再びマウンテンを目指した。
そう。
なぜならそこでパフュームがオレを待っているからだ!

…どう考えても待ってるわけはないが、そこは気持ちの持ちようひとつで、もういくらでも上がっていけるのである。
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